現状、小学生野球では、父兄審判と呼ばれるボランティア審判が「我が子のためになるなら」という思いで、野球未経験者の父兄も含め、審判を行っています。また中学校の部活でも、同じように未経験者の先生も顧問として審判を担当しています。今回、NPBとSSKが共同して、初心者にも分かりやすい審判ハウツー動画を作ることで、審判の技術向上となり、子どもたちはより野球に集中することができるのではないかと考えました。
自信を持ってジャッジするために、NPBやMLBの審判が実践している基本内容をおさらいしてください。
スロットポジションで投球判定をするという球審の基本から、目の球の動きだけでボールを追うトラッキングの練習方法、ストライクゾーン、マスクの脱着方法やメカニクスについて説明します。
球審の正しいポジション
球審の正しい足の位置
球審の正しい頭の位置
球審のボールの見方(トラッキング)
トラッキングの練習方法
ストライクゾーンの定義
球審のメカニクス
ハンズ・オン・ニーセット、スタンディングセットという判定時の2つの姿勢、メカニクスについて。ライン際の判定など、プレーの判断やポジショニング、確認が重要だということを説明します。
塁審のメカニクス
ライン際の判定について
二三塁間の打球編
一二塁間の打球編
一塁塁審/牽制球の見方
二塁塁審/盗塁の見方
三塁塁審/フォースプレーの見方
Umpire Profile
NPB審判技術委員
平林 岳 / Takeshi Hirabayashi
1966年生まれ。大学卒業後、セ、パ両リーグの審判員試験を受験するものの、裸眼視力が規定に足りないことなどから不採用に。プロ審判への夢を諦められず、92年に渡米。ジム・エバンス審判学校に入学し、日本人初のアメリカ野球審判となる。1993年10月にパ・リーグからスカウトを受け、2002年までパ・リーグ審判員を務める。メジャーへの夢を追い、再度渡米。2009年から、トリプルAで審判を務めた。2012年より、NPBの審判技術委員として日本で審判の指導・育成に当たる。著書に、『日本人初のメジャーリーグ・アンパイアになる日 サムライ審判』、『サムライ審判「白熱教室」』など。
NPB審判員
青木 昴 / Subaru Aoki
1993年生まれ。NPBが審判員養成のために2013年に新設した「アンパイア・スクール」の1期生で、同スクール出身初の正審判員。2016年より、一軍の試合にも出場できる正審判員に昇格。
SSKはNPB、WBSC、BFA審判員ユニフォームの
オフィシャルサプライヤーです。