震災から始まったキャッチボール競技
少年野球をがんばる家族を応援しようと、取り組みを進めているSSKでは、日本プロ野球選手会が振興しているキャッチボールクラシック(以下、CBC)を応援しています。12月9日、石川県小松市のこまつドームで「ベースボールクリスマス2018 in 石川」が開催され、その中のイベントとして、CBCの全国大会が行われ、SSKは協賛企業として参加しました。
ベースボールクリスマス2018
12月9日、石川県小松市のこまつドームで「ベースボールクリスマス2018 in 石川」が開催されました。石川にゆかりのある選手を中心に12球団28名のプロ野球選手とプロ審判4名が、約1万2000人のファンと交流。選手とのキャッチボールをはじめ、選手とじゃんけん勝負する「安宅の関所やぶり」、審判のストライクコールなど様々なイベントが行われ、この日のメインイベントとして、CBCの全国大会が行われました。
CBC全国大会
CBCは、2011年3月11日に発生した東日本大震災をきっかけに始まりました。放射性物質の拡散により屋外での活動制限が行われ、野球ができなくなった子どもたちの笑顔のために、福島県の中学校の先生たちが、プロ野球選手会とともにスタートさせました。
全国大会には、各地の予選大会を勝ち抜いた中学生32チーム、小学生44チームの700名以上が参加。決勝ラウンドには、各チームにプロ選手がつき、アドバイスを送ったり、ハイタッチをするなどして、子どもたちの士気を高めました。優勝は、中学生が決勝戦で126回と好記録を出した福島県の平第三中学校、小学生が109回で地元石川県の三和ファイターズに。
大歓声のあがったCBCを間近で応援した中日ドラゴンズの大島洋平選手は、「キャッチボールは野球の基本。負けたチームのみんなには、今回の悔しい気持ちを、試合で生かせるようにしてがんばってほしい」と話してくれました。
キャッチボールクラシックとは
CBCは9名1チーム、7m離れた5名と4名の2グループが、2分間で何回キャッチボールができるかを競うもの。ボールを投げた選手は列の最後尾に移動するため、常にキャッチボールの相手が変わります。ボールを投げる相手の身長や利き腕、技術力に合わせて、判断が必要になり、考えてプレーすることにも繋がります。
【キャッチボールクラシック公式サイト】