女子サッカーの普及に。「くノ一サッカー大会」に特別協賛
7月25日から27日にかけて、次世代の女子サッカーを担う中学生を対象に、第2回忍びの里U-15くノ一サッカー大会「hummel CUP」が滋賀県甲賀市を中心に開催されました。株式会社エスエスケイ・hummelは、特別協賛として大会に参加しました。
女子サッカーの普及振興に
ヒュンメルは、女子サッカーのトップチームINAC神戸レオネッサを2011年よりサポートしており、小学生を対象にしたびわ湖カップなでしこサッカー大会に2012年より協賛。昨年よりスタートしたU-15くノ一サッカー大会「hummel CUP」も女子サッカーの普及を目的に参加しています。
大会に参加したのは、北は北海道から、南は沖縄のチームまで全国9地域から20チーム。5チームによる予選リーグを2日間行い、3日目は順位決定トーナメントを開催。毎日2試合、合計6試合をどのチームも戦い、チームの強化に繋がる大会となりました。また、今年は猛暑のため、試合時間を10分短縮し、前後半途中にそれぞれ5分の休憩時間を設けてプレー。選手交代は自由にするなど、健康面にも配慮した大会になりました。
ジョイジュニアユースサッカークラブ クオリアントの梅辻大輔監督は、「暑さもありますが、選手交代も自由で、全員が試合に出られます。育成で考えたらありがたいですね。それに、女子のU-15年代は公式戦が少ないのが課題だといわれていて、滋賀県では、5月初旬に行われた全日本U-15女子サッカー選手権大会の県予選で負けてしまうと、公式戦がありません。今回のような全国から強いチームが集まる大会に参加することで、選手たちはモチベーションを保つこともできると思います」と話しました。
女子サッカーの夢の続き
大会の副会長を務めた伴野敬一氏は、「女子の普及、強化には、選手はもちろんですが、指導者の交流も欠かせないと思っています。実績のある指導者に学び、気づくことで、自らの指導に還元できると思います」と話し、大会運営にも参加したおおつヴィクトリーズサッカークラブの小林克己代表は、「U-15の育成年代で継続できるように、普及していきたい。大会を続けることは大変ですが、2024年の滋賀国体ではU-16女子サッカーが競技としてスタートしていることもあり、6年後を見据えて、繋がりを持って進めていきたい」と語りました。
ボランティアで運営に参加した高校3年生の森川晴菜さんは、「普段は中高混じってプレーしていることもあり、中学生だけでのプレーに戸惑っているところもありますが、普段試合に出られない選手も出られていいですね。私は、運営で大会に参加させてもらっていますが、チームメイトでも、審判をしてそれが評価されたり、サッカーを違う視点から見られるのがプラスになると思います。私も去年この大会の運営ボランティアをして、高校卒業後は、サッカーを続けるのは難しいけど、運営という形でサッカーや女子サッカーに関わっていく選択肢があるんだと気付けました」と卒業後は、専門学校へ通い、サッカーで新たな夢を追うという。
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第2回忍びの里U-15くノ一サッカー大会「hummel CUP」は、熱戦の続いた3日間を終え、優勝は広島県の青崎FC Hanako Clover’s、準優勝が兵庫県の宝塚エルバイレLFC、3位が埼玉県の1FC川越水上公園メニーナに。株式会社エスエスケイ・hummelは、今後とも女子サッカーで夢を追うことのできる環境づくりに取り組んでいきます。