日本スポーツ協会やJOCへ寄付金贈呈『次世代の育成に』
株式会社エスエスケイ(本社/大阪市中央区・代表取締役社長/佐々木恭一)では、7月5日に、公益財団法人日本スポーツ協会および関係スポーツ団体、日本オリンピック委員会(JOC)、日本野球連盟(JABA)、全日本野球協会(BFJ)への寄付金を贈呈いたしました。
写真右/株式会社エスエスケイ 佐々木 恭一代表取締役社長・左/日本体育協会 泉 正文 副会長兼専務理事
1976年より継続して実施
公益財団法人 日本体育協会への寄付金贈呈は、1976年(昭和51年)から、継続して実施してきました。創業者の佐々木恭三が、創業30周年を節目に、日本の体育振興に尽力されたスポーツ団体に対して、感謝の意を込めて始めたのがきっかけです。44年目となる今年は、7月5日に、今年4月に竣工したばかりの「Japan Sport Olympic Square」(ジャパン・スポーツ・オリンピック・スクエア)にて贈呈式を行い、近況について報告を交わしました。
→日本スポーツ協会にて
デジタル化を推進
株式会社エスエスケイは、野球ブランドのSSK、サッカーやハンドボール、スニーカーを取り扱うhummel(ヒュンメル)、ドイツ生まれのアウトドアブランドSchoffel(ショッフェル)など自社ブランドを展開。野球やサッカー、ハンドボール、バスケットボールなどで、チームの課題解決に繋がる提案を行うチームスポーツビジネスや、流通ネットワークを活用し、トレンドを意識した商品を提案するフットウェアビジネスなどを行い、「スポーツで人を元気に」をメッセージに、モノとコトの提案を行っています。
会談の中でも、代表取締役社長の佐々木が、エスエスケイの取り組みについて話しました。「まず、デジタル化、AI化を進めていこうとしています。そこでは、大きく3つの取り組みがあり、ひとつは、チームウェアなどの対応を先行管理型のビジネスに変えていくこと。さらに、投げたボールのスピードや回転数が分かるテクニカルピッチなどの測定商品を使って、能力の見える化を行い、チーム力強化に繋げていくこと。そして最後に、データを集積、加工し、新しい商品開発に繋げていくことになります」
モノからコトの提案に
さらに、エスエスケイで行っている“モノからコトへ”の挑戦については、「プロ野球選手会や全日本軟式野球連盟とも協業しているキャッチボールクラシック(CBC)の推進で、野球の基本であるキャッチボールの大切さや相手を思いやりプレーする気持ちを再認識し、野球やソフトボール、ひいてはスポーツの発展に繋げたいと考えています」と取り組みを説明。
そして、新しいビジネスとなるSSKリレーションズを紹介。「体育会系学生の就職やアスリートのセカンドキャリアを支援し、アスリートの能力を見える化、言語化し、アスリートと企業を繋げていきます。まさに、日本スポーツ協会のメッセージである『スポーツと、望む未来へ。』と共に歩ませていただくことになると思います」と発表しました。
スポーツ・インテグリティの向上へ
日本スポーツ協会の泉正文副会長は、「2009年の1年間におけるセクハラ、パワハラ等の不祥事の件数は新聞紙上で126件でしたが、2018年には5,554件と10倍以上になってしまっている現実を受け止める必要があります」と スポーツ・インテグリティの取り組みについて紹介。
「子どもや親の意識も変わってきていて、間違いなく現場では減ってきていると感じますが、特に指導者養成が重要であり、技術一辺倒から人間力を教えるカリキュラムに変えていきます。そのため、ガバナンスの13原則を作成。遵守を目指すとともに、できなかったことに対しては、できる方法を考えるためのPDCAを徹底してまわしていきます。2020東京オリンピック・パラリンピック後も、スポーツが隆盛できるよう皆さまと力を携えてやっていきたいと思います」と説明しました。
→第2代会長・岸 清一氏
日本のおもてなし
日本オリンピック委員会では、山下泰裕会長と会談。今年11月末より熊本で開催されるハンドボール女子世界選手権では、ヒュンメルでオフィシャルサプライヤーを務めるエスエスケイは、地元・熊本という繋がりから大会アンバサダーを務める山下氏と話が弾みました。
また、「東京オリンピック・パラリンピックは、選手たちが輝ける熱い、熱い夏にしていきたい。目標は金メダル30個。実現できると、日本中が盛り上がりますし、新しい種目にも我々も期待しています」と語り、訪日する観光客や選手には、「日本を好きになって帰ってもらいたい。民間企業では、トイレなどを使わせてもらうこともあるでしょうし、日本のおもてなしが問われることになると思います」と話されました。
→日本オリンピック委員会にて
エスエスケイからの寄付金は、各団体で、トップチームの強化や次世代の育成、またスポーツ・インテグリティの取り組みなど、スポーツの推進に活用されます。エスエスケイでは、各連盟への寄付金贈呈を40年来行ってきましたが、今後もスポーツを通して、子どもの育成や社会の課題解決に繋がる活動を行っていくことができればと思っています。
<寄付金贈呈団体>
・公益財団法人 日本スポーツ協会
・公益財団法人 全日本軟式野球連盟
・公益財団法人 日本ソフトボール協会
・公益財団法人 日本サッカー協会
・公益財団法人 日本ハンドボール協会
・公益財団法人 日本バスケットボール協会
・公益財団法人 日本オリンピック委員会
・公益財団法人 日本野球連盟
・一般財団法人 全日本野球協会