【ヒュンメル】新型コロナウイルスが生んだ架空のサッカークラブのユニフォームを発売!

​サッカーデンマーク代表や80年代のクラブチームのユニフォームに代表されるように、ヒュンメルのユニフォームはヨーロッパではファッションアイテムとしても人気のアイテム。そのヒュンメルが、日本では初めてとなるC2C(Consumer to Consumer)ユニフォームを販売中だ。新型コロナウイルスの影響でJリーグが中断されている中、サポーターから生まれた架空のサッカークラブのユニフォームである。
 

Jリーグの延期と架空チームの誕生

今シーズンの2020明治安田生命Jリーグは、2月21日に開幕。J1とJ2は開幕戦が行われ、2020JリーグYBCルヴァンカップも1試合目が行われたが、新型コロナウイルスへの感染予防、拡散防止を目的に2月25日より試合の延期が続いている。

そんなサッカーの試合が楽しめない日々が続く中、ツイッターで「#エアJリーグ」という投稿が流行り、ネット上でサッカーを楽しむやりとりが広がった。架空のサッカークラブは、このエアJリーグをヒントに誕生する。
 

J2に所属するアビスパ福岡のサポーターで大学生の龍恭平さんは、「J2でエアJリーグが始まる頃にはもう飽きていた。だから、存在しないチームを戦わせたらどうかと思ったんです」と語る。
 

葉羽エストレーノの可能性

そうして、バイクのまちとして知られる葉羽市をホームタウンにするJ2リーグ所属のサッカークラブ葉羽エストレーノ(https://twitter.com/HabaneEstreno)が誕生した。サッカーのない日常に退屈していたサポーターたちは、新しいチームに可能性を見出した。あれよあれよとユニフォームデザインができ、架空のサッカーチームに実在の企業がスポンサーに就いた。

ユニフォームの胸スポンサーに就いたのは、定額制のホームページ運用サービスを行っている株式会社yolloである。COOの魚住智広氏は、「ディーテイルが詰まった葉羽エストレーノは、本当に存在するかのようです。しかし、実在するチームならサッカーファンやサポーターの反応を気にしてできないこともノーリスクでできることが魅力」と言う。
 

もちろん、ネット上での話だが、葉羽エストレーノは、葉羽市で生まれた赤ちゃんにスタイを贈ったり、小学校入学時にはクラブマスコットのレノンくんのイラストが入ったランドセルカバーをプレゼントしている。「『アイディア × ノーリスク』で際限なく企画を実現できることがエストレーノの面白みだと思います」と魚住氏は語る。
 

葉羽エストレーノのユニフォーム発売中

「今のところ、Jリーグが再開すれば、エストレーノを続けるつもりはないんです。でも、名前やユニフォームをまとめて売って、リアルなチームが誕生したら面白いな、とも思っています」と龍さんは架空チームの今後について話す。
 

ユニフォームサプライヤーという形で参加しているヒュンメルは、ただユニフォームをデザインする際に選ばれたに過ぎないが、ツイッターを通じて交流を深め、チーム誕生のインタビューレポートをオフィシャルサイトに投稿(https://www.ssksports.com/hummel/2020-habaneestreno/)。Jリーグのチームをサプライしているように、ユニフォームリリースも今回作成。オフィシャルサプライヤーだと考えている。
 

架空のサッカーチーム葉羽エストレーノのユニフォームは、今回が最初で最後になるのかもしれない。カスタムオーダーサイト『オンリーヒュンメル』でベースをつくった葉羽エストレーノのユニフォーム(半袖9,104円〜、長袖9,720円〜)は、4月25日(土)まで受注予約(https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeF6v3lEA6YxiQT5WefUpB0lrd9k2bB6-3cgyEOIxN-FDXNBw/viewform)を受け付けている。