ヒュンメルがトラッソスとインクルーシブサッカーイベントを開催!
2018年にhummel(ヒュンメル)が、知的障がい児・者サッカースクール「トラッソス」とスタートさせたインクルーシブサッカーイベント「ゴチャタノ」。コロナ禍で中止が続きましたが、この春4年ぶりに開催しました。
■一体感を高めるユニフォーム
4年ぶり3回目となるゴチャタノ2023は、約150名の参加者が、知的障がいのある人とない人の混成チームになり、4試合をプレー。本イベントに協賛した企業の社員や大学生、ボランティアスタッフなどの子どもなど、普段トラッソスと交流のない人たちも参加。江戸川区スポーツセンターで汗を流した。
チームの一体感を高めるため、チームごとのユニフォームを用意。初めての人が苦手な子どもでも、同じユニフォームを着ていると、仲間だと認識しやすく、親近感が生まれてお互いに笑顔で会話ができるようになるという考えで実施。15チームとスタッフの16種類のユニフォームが会場を彩りました。
認定特定非営利活動法人トラッソスの江木ひかり理事長は、「何とか動かない子を動かそう、いい思いをさせてあげようとするボランティアや参加者の姿が素晴らしかったです。ここにいられる子どもたちは幸せかな、と思いましたね。生きていくための喜びをトラッソスで見つけてくれていて、私たちはそうした場をつくっていくこと。もっといっぱい困っている人はいるので、今回のようなイベントも含めて、トラッソスの輪を広げていきたい」と語った。
■『ちゃんとやろう』がないイベント
今年、女子フットサル選手としてのキャリアを終えた臼杵深徳さんは、「2020年に申し込んでいたのになくなっちゃって。今回ついに参加できました。コロナ禍も落ち着いてきて、トラッソスの練習にも2回行けて、引退試合にもトラっ子たちが来てくれて。もっと交流を深めていきたいです」と語る。
吉澤昌好コーチは、「『ちゃんとやらなきゃ』ということがないのがゴチャタノの良さ。寝ている子がいれば、それでもいい。試合をして、一緒にパフォーマンスをしたりする中で、ちょっとずつ距離が縮まって、参加できるようになる。今日もそんな前向きな気持ちの動きが感じられました。すべては子どもたちの魅力だと思うのですが、みんなが応援したいという子どもたちがいて成り立っています」と子どもが中心のイベントだと改めて実感した。
ヒュンメルは、“Change the World Through Sport.”(スポーツを通して世界を変える)をミッションに、人権、ジェンダー、平和などの取り組みを行っています。知的障がい児・者サッカースクール「トラッソス」とは、今後もスクールのサポートやイベントを通して、多様性を広める取り組みを推進します。
■主催
株式会社エスエスエスケイ
認定特定非営利活動法人トラッソス
■協賛
株式会社浅田飴
牛乳石鹸共進社株式会社
Sgrum株式会社
株式会社ダイオー(いもくり佐太郎)
株式会社ナカノ商会
■後援
東京都江戸川区