モノを売るだけではない
営業の面白さ
大阪本社で大阪店三課に所属し、中国地区のスポーツ専門店の営業担当である岩堀康将は、入社9年目となる2016年に、営業成績優秀者として表彰された。ノルマをクリアして当たり前という中で、「こうして形として評価されるのは嬉しいし、励みになる」と語る岩堀は、「単純にモノを売るだけではないところが、営業の面白さ」と話す。
Yasumasa Iwahori 岩堀康将
大阪本社勤務 / 大阪店販売三課所属
2008年4月入社 / 最終学歴:大卒、総合政策学部 / インタビュー:2017年3月実施
人と対面してコミュニケーションする仕事
高校まで野球、大学ではバレーボールに親しんだ長身のスポーツマンは、グローバルに物事を考え、地域のためにアクションを起こすという理念のある学部で、国際や環境、人権や福祉について幅広く学び、障がい者スポーツ報道のあり方を研究テーマに選んだ。「将来はスポーツに関わる仕事がしたい。外に出て、人と対面しながらコミュニケーションをとる仕事ができれば」と思った。
横浜出身ながら、大阪本社でエスエスケイでのキャリアをスタートさせた岩堀は、福岡支店での3年を経て、現在は、再び大阪で働いている。岩堀が営業の面白さを実感したのは、ヒュンメルがサッカーJ2のV・ファーレン長崎と契約した2014年にさかのぼる。
「ヒュンメルの販売や認知がまだ芳しくなかった当時の長崎地区で、V・ファーレン長崎との契約をきっかけに、チームやヒュンメル事業部にも参画してもらい、店舗イベントを実施することができました。クラブマスコットのヴィヴィくんに来てもらったイベントは盛況に終わりました。チームとの契約があったからできたものですが、それまでヒュンメル以外のブランドや商品で店舗と取り組みを行い、店長やスタッフの皆さんとの関係性を築けていたからこそできたイベントで、そういう信頼関係の上に、新しいことを積み上げていくことができるのが、営業の面白さだと思います」
「単純にモノを売るだけじゃなくって、スポーツと関わったり、選手と触れ合ったりするのが楽しいですね」と、大阪に戻ってからも、精力的に営業活動を続けた結果、昨年、営業成績優秀者として表彰されることに。「表彰については、ひとつ評価をされたっていうことが励みになりますし、同期に先を越されていたので、追いつけたというのも嬉しいですね。同期とは仲良くやっていますが、ライバルという部分もあり、いい関係でいられることが、仕事の張りにも繋がっています」
モノとコトの提案
2年前に中国地方の担当になった岩堀。コトの提案は、いつもあることではないとしながらも、現在は、岡山県の専門店とキャッチボールクラシックというイベントを通して、チームビジネスの強化というテーマに取り組んでいる。
「キャッチボールクラシックの地方大会では、担当のスポーツ店と一緒に、スイングスピードのイベントを合わせて行ったり、イベント後にショップに立ち寄ってもらえるような仕掛けを作ったり、とイベントをきっかけに、ショップはもちろん、連盟やチームともいい関係を作ることができています」と成果を語る。
「営業の結果に繋がっているいう嬉しさはもちろんですが、昨年のキャッチボールクラシック全国大会では、岡山県代表チームが3位になりました。そういう子どもたちの頑張りや成果を一緒に喜べることが、また違う仕事の面白さになっています」