東大阪で5競技スポーツイベントを開催!
5月18日、野球、サッカー、ラグビー、ハンドボール、陸上の5競技合同での「初心者向け体験型スポーツイベント」が東大阪市花園中央公園で行われました。昨春、エスエスケイは東大阪市とスポーツを通じたまちづくりに取り組むため、連携協定を結びましたが、このイベントが、その第一歩となりました。
スポーツのある生活
開会式では、野田義和市長が、「9月からラグビーワールドカップが開かれますが、東大阪では、ラグビーだけでなく、たくさんのスポーツを身近なところで学んで、幸せになってもらおうと思っています。スポーツのある生活がこんなに豊かなんだ、と感じてもらえればと思います」と挨拶。
小学校低学年の親子180組は、事前に申し込んだ2コースに分かれ、30分ずつ3競技を楽しみました。Aコースは、野球(オリックス・バファローズ)・サッカー(FC大阪)・ハンドボール(大阪ラヴィッツ)。Bコースは、陸上(大阪ガス・朝原宣治さん)・野球(06ブルズ)・ラグビー(近鉄ライナーズ)となった。
子どもたちの笑顔の場に
陸上では朝原さんが、「速く走るために、一番大事なのは姿勢です」と話しかけ、高くジャンプをするスキップやあぐらから手をつかずに走り始める練習など、子どもたちを飽きさせない内容に。「野球やサッカーと違って道具やボールがないんで、陸上の練習って面白みがないんですよね。陸上は体ひとつでやる根本的なスポーツ。日常から心がける姿勢もスポーツの基本になります」と話してくれました。
オリックスで活躍し、現在は解説者を務める小川博文さんは、ティーバッティングで子どもたちと触れ合い、「野球はやっぱり打つ楽しさを感じてもらうこと。スポンジボールですが、ボールが遠くへ飛ぶ感覚って単純に分かるんですよね。道具を使うから、腰や足、体全体を動かして遊べる。子どもたちの楽しむ姿がいいですね」と笑った。
唯一女子アスリートとしての参加になったのは、ハンドボールの大阪ラヴィッツ。GKの齋藤佳織選手は、「ボールが怖くてキャッチできない子も、投げることはできて、みんな上手にできました。ステップシュートをして見せると、『オレ、できる』と積極的な子どももいて、初めてのハンドボールを楽しんでもらえたと思います」と話し、子どもたちに褒める言葉かけが多く聞かれた。
スポーツでひとつに
我が子の参加を見守っていた父親からは、「陸上のトレーニング方法が勉強になりました」や「トップアスリートの方たちが分かりやすく教えてくれたので、子どもも喜んでいます」、「いろんなことを体験させてやりたいと思っていますが、なかなかラグビーの体験などはできないので良かったです」という声があがった。
また、自由に体験参加ができたウィルチェアコーナーでは、多くの子どもたちが車椅子を初体験。関西車椅子ソフトボールチーム関西unbalanceの網屋雄大さんは、「車椅子って興味があっても、触っちゃいけないものに思われがちです。こういう機会に車椅子に乗ったり、車椅子ソフトボールを体験してもらえると嬉しいです」と話しました。
閉会式では、今回のイベント企画を呼びかけた株式会社エスエスケイ代表取締役社長の佐々木恭一が、「スポーツで健康に元気に。スポーツを通して友情の輪を広げ、ひとつになっていこう。未来志向で前進していきましょう」と呼びかけ、初心者向け体験型スポーツイベントが終了。現在、来年の継続開催を計画しています。
東大阪市について
東大阪市は、人口が約50万人と大阪府では、3番目の人口を要する中核市。花園ラグビー場があることから「ラグビーのまち」として、また、高い技術力を持つ中小企業が多くあることから「ものづくりのまち」として知られています。
【東大阪市ウェブサイト】